国保中央病院経営強化プランを策定しました

この度、パブリックコメントを実施した「国保中央病院経営強化プラン」につきまして、策定が完了したため、お知らせいたします。
当院は本プランを基に今後4年間(令和6年度~令和9年度)にかけて経営強化を図ってまいります。今後とも国保中央病院へのご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

経営強化プラン策定の趣旨・目的

総務省からの「持続可能な地域医療体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」に基づき、公立病院の役割・機能の明確化・連携強化を図り、地域住民に対し、安全安心な医療を持続的に提供できるよう、果たすべき役割を明確化するとともに、総合的な経営強化に取り組むため策定したものです。

経営強化プラン策定の背景

 国保中央病院は、川西町、三宅町、田原本町及び広陵町の4町により平成5年に開設され、本年で30年を迎えました。

 この間、公立病院を取り巻く環境は大きく変化し、近年は医師・看護師の不足、人口減少や少子高齢化の急速な進展に伴う医療需要の変化、医療の高度化等の厳しい状況に直面しています。さらに、令和2年当初からの新型コロナウイルス感染症への対応では、公立病院として多くの入院患者の受入、発熱外来の設置や検査を実施しましたが、病院経営にも大きな影響がありました。

 このような状況の中、令和3年度末に総務省から新興感染症等への対応も含めた「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」が示されました。当院では、このガイドラインに基づき構成4町や地区医師会の参画を得て、議論を重ね、持続可能な地域医療の提供に取り組む道筋を示すことを目的とした「国保中央病院経営強化プラン」を策定いたしました。

 本プランでは、国の基本方針を踏まえつつ地域の実情を考慮し、東和保健医療圏内あるいは近隣の中核的医療機関等との連携を図りながら、地域の基幹病院としての役割を果たすための取組を掲げています。

 今後は、全職員が一丸となって、本プランで設定した目標を令和9年度までに達成できるよう、当院に設置される点検・評価委員会において、毎年進捗状況を検証していただきながら、次の30年に向けてより一層の経営強化に努めてまいります。

計画の期間

令和6年度(2024年度)から令和9年度(2027年度)の4年間

当院の目指す姿

構成4 町(川西町・三宅町・田原本町・広陵町)及び東和保健医療圏における主な医療の担い手として、「地域住民から信頼され愛される心温かな病院」の役割を担います。

高度急性期病院(奈良県立医科大学附属病院や天理よろづ相談所病院等)や地域の診療所、介護施設、福祉施設等との連携を図りつつ、「地域住民の一般的な病気や怪我の治療、予防医療や健康管理」、「地域の需要に即した医療サービス(例:救急医療、診察、検査、手術等)」といった市中病院的機能の提供を目指します。

基本方針

  • 救急患者の受入れを断る件数を減少させ、地域住民が安心できる救急医療の提供を目指します。
  • 高度急性期病院や地域の診療所、介護施設、福祉施設等との連携を更に強化し、適切な医療・介護サービスを地域と連携して地域住民に提供できる体制構築を目指します。
  • 一般的な小児医療の提供に加え、小児食物アレルギーに対する専門的な検査・治療等を提供します。
  • 入院患者の在宅復帰に向けてのリハビリテーション・治療・支援を行います。また、在宅医療の普及を目指し、在宅医療後方支援機能の強化を図ります。
  • 地域の高度急性期・急性期医療機関等との更なる連携強化を図り、患者が安心して安らぎを得られるケアの提供に努め、県内の緩和ケア医療の提供に引き続き寄与します。

 

本プランの詳しい内容、及びパブリックコメント等によるプラン(案)からの修正箇所は、以下に添付しておりますPDFファイルをご覧ください。

pdfファイル「国保中央病院経営強化プラン(概要版)」をダウンロードする(PDF:1.1MB)

pdfファイル「国保中央病院経営強化プラン(本文)」をダウンロードする(PDF:2.6MB)

pdfファイル「パブリックコメント後修正箇所一覧」をダウンロードする(PDF:55kB)

pdfファイル「国保中央病院経営強化プラン(案) ※パブリックコメント実施時資料」をダウンロードする(PDF:2.6MB)

お問い合わせ

国保中央病院 企画総務課

☎ 0744-32-8800 (平日9:00~17:15)

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