患者さまの身体を直接調べることにより、体の状態を調べる検査です。
心電図・脳波・呼吸機能・超音波検査等があります。

心電図検査

 心電図は筋肉を動かし血液を身体全体に送り出すポンプのような役割を司る臓器です。その筋肉の収縮の際微量な電気が発生します。その電気をグラフ様の波形にしたのが心電図です。
その波形の形、回数、出るタイミング等で心臓に関する様々な情報が得られ診断に役立てています。

  • 人間の心拍数  約60回/分(成人)  130回/分(赤ちゃん)

 ちなみに、

  • 小鳥(カナリア)1000回/分  
  • 亀 20回/分  鼠 500回/分        
  • 牛・馬 羊  60回/分(人間と同じくらい)

 安静時の心電図を記録し異常が発見された場合や安静にしている時は正常だが運動などすると心電図に変化起こる要因がある人などは、さらに検査を進めて階段の昇降をして心臓を疲れさせた状態で心電図記録【マスターの二階段試験】24時間心電図を記録し、1日の心電図の変化を見るホルター心電図などの検査を行う場合があります。

呼吸機能検査

肺にどれだけ空気が入るか、肺に空気を押し出す力があるかなどを検査します。
全身麻酔などの手術する前には必要な検査です。
正確な検査データを得るためには、患者さまの協力が不可欠な検査です。

脳波検査

 脳は、その活動に伴って非常に微弱な電流を流し続けており、頭部に電極をつけ波形として記録するのが脳波検査です。脳波は年齢や意識レベルなどによって変化します。
その変化を判断することにより診断を行います。

脳波検査を行う目的 

  • 脳の異常による意識障害の診断
  • てんかんの診断 
  • 脳死の判定(当院では実績無し)

血圧脈波検査(ABI検査)

四肢の血圧測定、心電図、心音を同時に測定することにより、動脈血管の狭窄、閉塞状態や硬さを評価し動脈硬化症の早期発見診断として検査します。

眼底検査

眼底の血管は外から直接見れる唯一の血管であり、この検査は眼球の奥の網膜や脈絡膜、血管の出入り口を撮影します。その写真から糖尿病、くも膜下出血、硬膜下出血はもちろん、動脈硬化、高血圧症なども発見できます。

超音波検査

超音波検査

超音波とは人間の耳に聞こえない高い音で、2万ヘルツ以上の高い音のことです。

超音波検査では通常300万ヘルツ~1000万ヘルツの非常に高い音を使用し、体の内部からはね返ってきた音を画像にします。魚群探知機をイメージしてもらえばわかりやすいと思います。またドプラ効果を使用して血液の流速測定も可能です。

また近年の装置の処理能力の向上や技術革新で、組織の硬さなども評価できるようになり、腫瘍の悪性度の評価や肝硬変での肝繊維化の評価にも利用されてきています。

放射線被爆の恐れもなく、通常痛みも伴いませんので気軽に受けていただけると思います。

腹部超音波検査

肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、膵臓などを中心に検査します。胆嚢結石や腎臓結石、腫瘍の有無や脂肪肝なども調べています。

また泌尿器科の膀胱や前立腺、小児科では乳児の嘔吐の原因の肥厚性幽門狭窄や、緊急に処置の必要になる腸重積症なども検査しています。

また肝臓の腫瘍を評価するために行う造影超音波検査や、肝線維化を評価するために行う肝臓の組織の一部を採取する肝生検は医師が行なっています。

※腹部超音波検査は当院の人間ドックにも含まれております。

乳腺超音波検査 

乳房(主に乳腺)の状態を調べます。主にしこり(腫瘤)を発見することに優れており。特に20~40代の乳腺が発達した女性に適しています。マンモグラフィーと比べて痛みを感じることがなく、X線被爆の心配がないため妊娠中でも検査が可能です。

また、腫瘤が発見された場合や分泌物がある場合、より詳しく調べるために穿刺吸引細胞診や針生検など、超音波で確認しながら病変部の組織の一部を取り出す精密検査も行っています。

血管超音波検査(下肢静脈・透析シャント血管)   

下肢の静脈にできた血栓を調べたり(エコノミークラス症候群などの原因)、血液浄化療法で使用するシャント血管の評価などを行います。

精巣超音波検査

乳幼児にみられる停留精巣や、緊急手術が必要になる精巣捻転などを検査します。

(心臓超音波検査・頚動脈超音波検査・甲状腺超音波検査は医師が行っています)