手の痛みやしびれの原因は、手の骨・関節の障害、神経・血管・すじ(腱)の障害、全身的な病気の部分症状(たとえばリウマチなど)であったりと実に様々です。当科では手の痛みに対して『手の外科』『マイクロサージャリー』『関節リウマチの外科』を用いた治療を積極的に行っております。

『手の外科』とは、

 肘関節から指先までの病気やけがを専門とする外科です。

  1. 手や肘の骨折・靱帯損傷・捻挫などの外傷。
  2. 手の神経・血管・筋の外傷(切り傷)。
  3. 肘関節の変形による肘痛や肘の動きの制限。
  4. 手首の痛み。
  5. 肘から指の痛み、しびれ、麻痺。
  6. 手指の腱(いわゆるすじ)の障害による手指の動きの制限。

などに対して、高度に専門的な最先端の外科的技術を用いて積極的に治療することを目指しております。

『マイクロサージャリー』とは、

 顕微鏡を用いた微小外科のことです。直径わずか1mmほどの血管や神経を、髪の毛よりの細い針と糸で縫い合わせる技術が必要です。当科ではこの技術を用いて、

  1. 切断された手指の再接合を行う。
  2. 切れた神経や血管を縫い合わせる。
  3. 皮膚・筋肉・骨などが欠損している所へ体の別の場所から必要な組織を生きたまま移植する。

などを積極的に行っております。このような手術法により従来の方法では手足を切断するしか方法がなかったようなけがや病気でも、切断せずに治療する方法が可能となっています。

『関節リウマチ』について

も積極的に治療を行っております。関節リウマチは女性に多く、手足のあらゆる関節が腫れたり痛くなったり変形したりする病気です。

 当科では、

  1. 抗リウマチ薬の使用により積極的な薬物療法。
  2. 必要に応じて人工関節などの手術。
  3. リウマチ患者さまの日常生活動作の障害となる手の変形に対しては、『手の外科』の技術を用いて積極的に手の機能の再建。

などを行っております。リウマチ患者さまの日常生活での制限が少しでも少なくなればよいと願っております。