院内がん登録集計
2010年から
院内がん登録とは、
がん対策やその評価に不可欠ながんの罹患、生存率、診療実態についての指標を得るための情報収集システムで、同じ方法かつ精度を保ち継続集計することで、地域格差、施設格差、医療格差の経年変化を把握、評価することができます。
「院内がん登録」は、現在日本で行われている3種類のがん登録のうちのひとつで、全国のがん診療連携拠点病院におけるがん診療状況を把握することで、わが国のがん診療の方向性を検討するなどに活用されるほか、各施設の評価に活用されます。このほか、都道府県が実施する地域の罹患をみる「地域がん登録」、各がん専門学会が実施する臓器別の診断・治療をみる「臓器がん登録」があり、それぞれに異なる役割を果たしています。
2016年からは「がん登録推進法」のもと国の事業として日本でがんと診断された方のデータを収集する「全国がん登録」が開始されます。