検体検査

尿一般、便検査、一般検査、血液検査、生化学検査

 検体検査として中央検査室で行われている検査を紹介します。

尿一般検査

 尿は腎臓で生成されます。体内で不要となった物質を尿として体外に排出します。腎臓や尿路などに異常があれば不要物が排出されなかったり、逆に排出されてはいけない物質が尿と一緒に排出されることがあります。尿の成分やその成分の排出量を調べることにより体に関する多くの情報を得ることが可能です。実際には尿潜血、尿蛋白、尿ウロビリノーゲン等判定して必要な検体は尿沈渣を作成し、顕微鏡で確認して報告しています。

DSCF0333

便検査

 便検査では消化器の中で目に見えない出血有無についてみる潜血反応を検査します。

 便潜血反応は、ヘモグロビンとトランスフェリンを同時測定することにより正確な腸管内の出血を検知することが可能となります。その他臨床症状に応じて寄生虫・虫卵・最近検査を行います。

迅速一般検査

 インフルエンザ、咽頭アデノ、溶連菌、RS/hMPV マイコプラズマ等は迅速キットを用いて測定しています。

血液検査

 血液の中の細胞(赤血球・白血球・血小板等)の数を測定し、貧血や感染症等の状態を検査します。

 また血液形態を顕微鏡で観察することにより異常細胞を検出することにより白血病、悪性疾患などを見つけ出し、貧血や白血病の種類を調べることにより治療や診断に役立てています。

生化学検査

 患者さんから採血した血液を3500回転/分で5分遠心分離しその上清の血清又は血漿を検体として体内の蛋白や酵素を測定することにより各臓器の病変や炎症状態を調べる検査です。

 検体としては血液以外にも尿・体液・分泌液・穿刺液等があります。

 免疫・血清学的検査としてHBs抗原・HCV抗体・TP抗体(梅毒)等の感染症検査、 癌腫瘍マーカー検査としてCEA・CA19-9・AFP・PSA等を測定しています。

 

ページトップへ