緩和ケアホーム『飛鳥
緩和ケアホーム『飛鳥』

 このたび奈良県で初めて、治癒を目的とした治療が困難となったガン等の悪性腫瘍を患った患者様の身体的、精神的な苦痛を緩和し最後までその人らしく尊厳をもって有意義に過ごすことができるように援助するため、緩和ケア病棟『飛鳥』を平成17年5月にオープンいたしました。緩和ケアホームでは身体的な苦痛を取り除くための治療を行うだけでなく、精神的な苦痛、孤独、不安などを軽減し患者様と御家族が大切な時間をできる限り快適に過ごしていただけるようにお手伝いいたします。
 
診察・入院のご案内
 
基本理念・方針
 
コンセプト
 
− ともに生きる、よりよく生きる −
緩和ケアとは…
 がんなどの患者さんが最期まで、その人らしく、尊厳をもって、有意義に過ごすことができるように援助していくことです。
 身体的な苦痛を和らげるだけでなく、精神的な苦痛、孤独、不安などを軽減し、患者さんとご家族の大切な時間を快適にすごしていただけるよう、できる限りのお手伝いをします。
緩和ケア病棟では…
 患者さんのケアが十分できるように配慮し、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・臨床心理士・理学療法士・薬剤師・栄養士・検査技師・事務・ボランティアなどがチームで、お世話させていただきます。
 病床は20床すべてが個室で、田園風景を望むことができます。明るく、広く、静かで、ぬくもりのある療養環境となるように工夫されています。また、宿泊可能な家族室、自由に利用できるファミリーキッチン、リビングルームがあります。季節行事・イベントなどの催しも行います。
心穏やかに…
 がん自体に対する手術や苦痛・副作用を伴う治療はしませんが、苦痛を緩和する治療は積極的に行います。また、安らぎのある時間を過ごしていただけるよう思いやりをもって患者さん・ご家族を支えます。
 そして最も適した治療を、患者さん・ご家族と話し合いながらすすめて参ります。治療方法により、必要に応じて各科の協力を得たり、一般病棟に転棟していただくこともあります。
今を静かに受け入れて…
 入院される時には病状を理解し、治癒が期待できない状態であること、緩和ケアの役割を理解されていることが必要です。
 また、患者さんの求めに応じて真実をお話しすることには、ご理解いただきたいと考えています。大切な時間であるからこそ、患者さんがどこで、誰と、どのように過ごしたいかを選び、実現することを支えるためには嘘のない真のコミュニケーションが必要だからです。お悩みの方はご相談ください。
− 診察・入院のご案内 −
緩和ケア相談窓口
 緩和ケア病棟に入院をご希望される場合まずは、緩和ケア相談窓口までご連絡下さい。『緩和ケア病棟がどういったものなのか』や『入院療養費がどれぐらいかかるのか』など緩和ケアについて詳しくご説明させて頂きます。また、入院相談だけでなく、外来通院や在宅ケアへのアドバイスもさせて頂きます。
 お電話は原則患者様もしくは家族様からとします。医療相談員様からの相談でも構いませんが、再度親族様からのご連絡も頂戴致します。
 お電話では、病名・病状・治療経過等詳しく聞かさせて頂いた上、ホスピス外来の予約・受診日時をお伝え致します。
緩和ケア相談窓口(地域支援センター内)
 
 電話: 0744−32−8800
  (内線2101)
 曜日: 月曜日〜金曜日
 時間: 10:00〜15:00
ホスピス外来では
 当緩和ケア病棟への入院を今後の選択肢の一つと考えていらっしゃる方は必ずホスピス外来(完全予約制)受診をお願いしております。当外来では、入院の際のご要望をお聞きし、現実に私達がお手伝いできることをお伝えさせて頂き、今後の療養計画をご相談させて頂きます。
 又、ホスピス外来を受診された方には、『再来診察の予約』・『入院予約』が可能となります。
受診の際必要なもの
 
・現在かかっている病院、医院の紹介状
・病状把握が可能な画像フィルム一式等
 ホスピス外来は、月曜日・金曜日の午後から1日につき4人程度を予定しております。
ご予約は電話相談の上、決定致します。(注:完全予約制です)
 必ずしも患者様の来院が必要ではなく、家族(キーパーソン)様のみでも可能です。
(ただし、ご家族様のみの受診の場合は面談料が3,000円必要になります。
緩和ケア病棟入院基準
1)  対象疾患は医師が治癒を望めないと判断した悪性腫瘍といたします。
2)  患者様と家族が入院を希望していることを原則といたします。
3)  入院時に患者様が病名・病状を理解されている事が望ましいが、理解されていない場合は、患者様の求めに応じて、適切な病名・病状の説明を行います。
(但し、本人の求めに応じて真実を告げて行く方針には了解して頂きます)
4)  家族がいないこと、経済的に困窮していること、特定の宗教を信仰していること等の理由を入院の条件といたしません。
5)  個々の入院については上記基準に従って『緩和ケア病棟入退院判定委員会』で協議し、決定いたします。
− 基本理念・方針 −
緩和ケア病棟の基本理念
 生命の尊厳に思いし、皆さまがよく生きることに出来る限りの援助をいたします。
緩和ケア病棟の基本方針
1. あなたの人格のすべてを受け入れます
2. あなたの思いや考えを大切にします
3. あなたの生活を尊重します
4. あなたの苦痛、その他の不快な症状を緩和します
5. ご家族に対して心の安らぎが得られるよう支援いたします
6. 全スタッフとボランティアが十分に話し合ってよりよいサービスを提供します
7. 温かくゆとりのある療養環境を提供します
緩和ケア病棟の 看護の理念
 苦痛を緩和し、安らぎのある時間を過ごしていただけるよう、思いやりをもって患者さん・ご家族を支えます。
看護方針
1. 個々の身体的状態・精神的状態・人格・価値観・それまで生きてきた人生を理解し、ニーズに合わせてケアを提供します。
2. 患者さん・ご家族を中心としたチーム構成によるアプローチを実施し、その人らしい生活の充実がはかれるようチームでサポートします。
− コンセプト −
コンセプト
   
1. 病院とわが家との間にあるもう一つの家
   
2. 全体的な医療ケアのために全スタッフとボランティアが協力態勢をとりやすい効率的な建物計画
   
3. 「水・緑・光」が満ちた心安らぐ空間
フロアガイド
ホール
大きくカーブを描いた格子壁とガーデンテラスに面してフルオープンとなるガラス面で構成されています。
テラスガーデン
緩和ケアの重要な要素である水と緑と光が満ち溢れた庭園。
高床式ピロティーによって強い日射、雨から守られた半屋外の優しい空間となっております。
瞑想室
鎮静効果のある色彩と調光可能な壁面照明により、こころを癒すクワイエット・ルーム。
ガゼボ
庭園の中で一休みできるガゼボ。動きまわることによってさまざまな表情をみせる散策路。保育所に面し、子供達との交流も可能です。
デイコーナー
疲れたご家族が患者さんからそう遠くない場所で心と体を休める場所としてご利用ください。
個室
全ての部屋を北側の田園風景に向かって配置し、バリアフリーで出入り可能な各個室別のバルコニーを設けております。
(有料個室のみインターネット接続可能)
フリースタイルの8畳サイズの個室
ベッドの配置を3種類選択可能。リクライニングチェア、エキストラベッド、床頭台など、自由なレイアウトが可能。
家具調コンソールボックス
枕元換気、枕元照明、手元スイッチなどを設置。
ベッドの配置を3種類選択可能。リクライニングチェア、エキストラベッド、床頭台など、自由なレイアウトが可能。
洗面コーナー
車いす対応、手すりを設置した家具調のしつらえ。
リビング
お茶会や小規模の催しを行います。また、ファミリーキッチンを隣接し、家族そろっての食事にも利用可能です。
屋上庭園
眺望と日照を十分に確保。ふるさとの暮らしに思いをはせながら空と対話するための庭園です。
家族室
ご家族の宿泊や仮眠休息のための和室を2室配置。医療配管も設置し、ご家族とともに患者さんの利用も可能となっております。
ラウンジ・廊下
落ち着いたフローリングの日の当たる場所で、ゆっくりと読書をしてみたり、屋上庭園や生駒山系を眺めたり…心と体を一休みしていただける事が出来ます。